婚約指輪の歴史は、古代ギリシア時代にまでさかのぼります。
紀元前2000年には、すでに男性から女性に指輪が贈られる習慣があり、その後古代ローマ時代にも引き継がれ、392年にローマでキリスト教が国教となった辺りから一般に広く普及されたと言われています。
婚約指輪をはめる場所、左手の薬指は左手の方が心臓に近いということと、心臓の中の感情の源泉が人を愛する感情を生み出すと考えられていたために定められました。このように、世界の婚約指輪の歴史は長く古いものですが、日本に伝わって一般的に普及したのはわずか50年ほど前で、一連の歴史に比べる短いものです。
当初、婚約指輪に使われる宝石は真珠や誕生石が主流でしたが、現在ではダイヤモンドが全体の70%を占めています。ダイヤモンドが普及しだしたのは70年代のCMでのこと。情報に影響されやすい日本人の特性を旨く掴み、「給料3か月分」というキャッチフレーズで絶大なダイヤモンドの宣伝効果を得、こうして今日に至るまでダイヤモンドの婚約指輪は堂々たる地位を築いているのです。